Column
コラム

TOPColumnオフィスのパーティションと「作業効率の良いオフィスデザイン」の相関関係とは?

オフィスのパーティションと「作業効率の良いオフィスデザイン」の相関関係とは?

あなたのオフィスには、隣の人や前の人との間に間仕切り(パーティション)はありますか?
オフィスデザイン、空間デザインには、間仕切り(パーテーション)は必ず考えなければならない重要な項目ですよね。
本記事では、いくつかの研究事例をご紹介しながら、オフィスのパーティションと作業効率の関係性について考察します。
明日には、パーティションを社員に提案することになるかもしれません。

オフィスのパーティションと仕事の効率の関係

オフィスデザインにおける、パーティションの必要性

最近では、パーティションのないオフィスレイアウト、つまりオープンプランのオフィスが注目を集めていますが、実際のところ、パーティションは必要無いのでしょうか?

パーティションと空間デザインの関係

2013年のシドニー大学の研究では、パーティションの無いオープンプランのオフィス場合、周りの騒音がより聞こえたり、視覚的にプライバシーが無くなることを理由に、執務者が不満を感じることが報告されています。

つまり、個人の執務スペースにパーティションを設置することは、少なくとも「空間デザイン」の観点からは、作業効率の良いオフィス空間を創るためには必要であると言えるでしょう。

パーティションと色の関係

次に、別の観点から見てみましょう。

2011年の東京都市大学の研究では「色彩」に注目をして実験を行いました。
すると、オフィス内装が執務者の好みの色のときは、作業効率が向上することが報告されています。
このように、パーティションはオフィスの色使いにも大きな影響を与えることから、

オフィス空間の有効活用にパーティションが欠かせない可能性は非常に高いと言えます

オフィスのパーティションが実際に作業効率に与える効果

では、オフィスのパーティションと、室内の明かりの色と明るさの組み合わせでどのような影響を執務者に与えるのでしょうか。

2015年に同志社大学で行われた実験で興味深い結果が報告されています。
実験内容としては、色の違うパーティションの部屋で、朝・昼・夜のそれぞれの時刻において10分間パソコン作業を行うといったものです。
部屋の明かりの色と明るさはそれぞれ調整が出来るようになっていて、パーティションの色によって明かりの色及び明るさがどのように調整されるのかを調べた実験になります。

照明の明るさに関しては、暖色系および無彩色のパーティションのときは, 時刻が遅くなるにつれて暗い照明を好むことがわかりました。
また、照明の明るさと色に関して、相関関係がみられることがわかりました。
これは、明るさを暗くしたいと思ったときに、光の色も温かみのある色が好まれるといったことを意味します。

このことから、暖色系および無彩色のパーティションを用いれば、夜間は照明の明るさと色を押さえることが出来るので照明の消費電力が削減できると言えるでしょう。

オフィスのパーティションと「作業効率の良いオフィスデザイン」の相関関係とは? まとめ

本記事で述べたように、オフィスのパーティションの色一つで、様々な影響を人に及ぼす可能性が高いことが研究結果として示されてきています
つまり、オフィスデザインにおいてはパーティション一つとっても、気分でアリ/ナシを決めてしまうと、知らず知らずのうちに大きな損失を被る可能性があるということです。

弊社は、科学的根拠に基づいた、付加価値の高いオフィスデザインをご提案することが出来ます。
ぜひ、お問い合わせください。

▶ Webでのお問い合わせはこちらから!

参考文献
楠本真弘, et al. “オフィスにおけるパーティションの色彩が執務者の選好照度および選好色温度に与える影響.” 同志社大学理工学研究報告 55.4 (2015): 324-327.

Kim, Jungsoo, and Richard de Dear. “Workspace satisfaction: The privacy-communication trade-off in open-plan offices.” Journal of Environmental Psychology 36 (2013): 18-26.

水野谷悌子, 久保俊平, and 田口亮. “色彩環境が作業能率に及ぼす影響に関する検討 (システムオンシリコン, RFID 技術, 一般).” 電子情報通信学会技術研究報告. SIS, スマートインフォメディアシステム 110.322 (2010): 13-16.