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色彩心理 ~色が人間に与える影響とは?~【オフィスデザインコラム】

みなさんは「青色」と聞いてどのようなイメージを抱きますか。
空や海、サッカー日本代表のチームカラーなど様々なところで青を目にすると思います。
そんな青色が、人間の気持ちにどのような影響を与えているのでしょうか。

実は、オフィスデザイン、空間デザインをする上で、色彩の効果を考えることはとても重要なことなのです。

本記事では、色彩心理の知見を基に、「色が人間に与える影響」についてご説明します

色が人間に与える影響

色彩心理に関するサルの実験

イギリスの心理学者N.ハンフリーは、サルが赤色と青色の部屋のどちらを好むのかを実験しました。
トンネルでつながった行き来の出来る、青い照明と赤い照明の部屋にサルを入れて、どちらの部屋を好むのかを調査したところ、結果としてサルは常に青い照明の部屋にいることがわかりました。

これはサルにとって、青い部屋の方が快適であるということを示しています。
実際に、人間においても赤色の光のしたでは、血圧が上昇し脈拍が上がるなどの反応が起きて攻撃的な状態になり、反対に青色の光の下では、血圧の降下や脈拍の安定などの落ち着いた状態になるという報告があります。

この実験から、色が体や気持ちに影響を及ぼすことが示唆されました。サルにおける実験がそのまま100%人間に適応できるとは言えませんが、サルと人間おいて共通の感覚があると考えられてもいます。

「青」が動物に「落ち着き」を与えるワケ

では、なぜ青を見ると落ち着くのでしょうか。

人間の進化の過程を遡ると、初期の頃の哺乳類は、地上ではなく主に木の上で暮らしていました。そのことから哺乳類の色彩感覚は、最初が緑、次に空の色を識別するために青、そして木の実を発見しやすくなるように赤という順番で獲得していったという説があります。

このとき、葉っぱの緑や、空の青は安心して生活できる場所の色、つまり衣食住の空間の色として捉えていたとすれば、緑や青をみて落ち着く状態になるのは不思議ではないのです。

我々が青を見て落ち着くのは、種の保存の為に平穏の地を求めている本能によるものではないかと考えられています。

色彩効果をオフィスデザインに応用すると・・・? まとめ

本記事で示したように、色は人間の心と体に常に訴えかけています。

特に視覚は五感の中でも一番情報を受信している部分で、割合としては五感全体の83%と言われています。

つまり、人間が印象を決める要素として色は重要な要素の1つと言えます。
例えば、落ち着いて集中できるオフィスデザイン、空間デザインにしたいのであれば、青などの寒色系を用いた空間。また、活発に議論を繰り返し、新しいアイデアをどんどん生み出せるオフィスデザイン、空間デザインにしたいのであれば、赤やオレンジなどの暖色系を多く用いた空間にするのが良いでしょうか。

どのような色が、お客様の求める印象を持ったオフィスになるのか、受付や応接、執務室など目的の違った場所に合わせたカラーコーディネイトを、弊社のオフィスデザイン、空間デザインではご提案させていただきます。

ご興味のある方は、是非お問い合わせください。

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参考文献
山脇恵子 “色彩心理のすべてがわかる本” (2010) 株式会社ナツメ社